銀河烈風バクシンガー


【雑感】


   私が新選組に興味を持つきっかけになった作品です。かなり後になって「燃えよ剣」「新選組血風録」を 読みました。シリーズ原案・脚本山本優さんがいかに新選組を愛していらっしゃるか!!を後になって感じることができました。また、キャラクターのネーミングも笑えますね。この作品が終わった後、テレビで「壬生の恋歌」が始まりまして、夏八木勲さんの土方歳三にぞくぞくしたものです。ドラマ自体は名もない平隊士が主人公(三田村邦彦さん)でしたが、時代背景も、新選組内部のお話なども描かれていて、実は新選組モノのドラマとしては、とても客観的に見れるものではないかと思いました。これの笑福亭鶴瓶さんと渡辺謙さんが個人的にすごくよかった! 最終回は、主人公が土方さんと一緒に船で函館に行くシーンで終わりました。

   バクシンガーのおさらいには、もってこいのドラマでした。

   後に「新選組異聞   蒼き狼たちの神話」というCDドラマが出たのですが、塩沢さんが土方歳三役で、なんだか違和感がありました。クールで冷徹、という部分は出ていると思うのですが、「激しさ、濃厚さ、色っぽさ」では、やはりこのシュテッケンに軍配。そのCDでは草尾毅さんが沖田総司役だったのですが、「若さ、子供のような純真さ」は表現されているな(^^)と思ったのですが、「剣士としての悟り」のような部分は、やはり塩沢さんのビリーさんは上手く表現されているなと思いました。だから、一度塩沢さんが演じる沖田を見て(聞いて)みたいです。(そんな・・・年齢的に無理かも・・・なんておっしゃらずに(笑))

   実は、シリーズ中、最も思い入れのある作品です。リアルタイムでほぼ見れたのは、この作品だけなので。中でも、私はシュテッケンのファンでしたが、なかなかどうして!かっとびの佐馬が人気ありましたよ!!どこのどなたでしたっけ・・・?ビリーが「おばさんパーマ」なんて言ったのは!(笑)ライラさんも男性からの支持がスゴイですねぇ(^^)


 
 


【キャラクターについて】


シュテッケン・ラドクリフ


(絵・うちゃら様)

   J9シリーズ中で一番好きなキャラです。声の曽我部和恭さんもそうおっしゃってましたし(「土方歳三が好きだから」という理由に、きゃあああ!!でした(^^;)。私も函館の五稜郭にまで行ったほど、土方歳三大好きです。「最期の地」にも行ってきました。

   残っている写真をご覧になったことがある方は、きっとファンになったことでしょう!すごく現代的な方でしたのね。私のイメージでは先の 夏八木勲さんとこのシュテッケンが一番土方さんのイメージに近いのです。(どうも栗塚旭さんのは、わたし的に違う・・・と思うのです。ドラマとしてはすごく好きですが。やはり山田朝右衛門なんです、栗塚さんといえば・・・)近藤正臣さんは、イメージというより、見た目がすごく似ていました。

   シュテッケンの好きな場面は、オズマ・ドラーゴがバクシンバードに押かけてきて、それを見送りながら「友人になれたかもしれん・・・」と言うところ。 これはもう!!司馬遼太郎作品で新選組ファンになった人にはたまらんと思いますよ、きっと。

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ビリー・ザ・ショット


(絵・月原千尋様)

   先にも触れた「剣士としての悟り」を開いたような穏やかさは、シュテッケンの「激しさ」と対照的で、どっちが大人かわからないくらい(笑)医者の娘と恋に落ちる・・・というのは、ほかのお話のように少し他の作品とは違うものにして欲しかったな、というのが正直なところ。「燃えろ剣」で失明してしまいますが、もともと穏やかな性格もあって、失明したからといって、自棄になっていないところがいいです。また、ジャッキーやファン・ファンと遊んでいるところも、沖田総司が 壬生寺で子供たちと鬼ごっこをして遊んだという話をうまくとりいれているし、

   病気ではなく、失明したことによって、最後まで烈風隊と行動をともにすることがで きました。私のイメージだと、この「剣士としての悟り」という部分で、ビリーの右に出る沖田総司はいない!と断言できるほどです。全体的なイメージとしては、 ドラマ「白虎隊」での故中川勝彦さんが一番です(こんなに早くお亡くなりになるなんて思ってもいませんでした。まさに「美人薄命」・・・。「超力ロボ  ガラット」もLD化されましたね。 唯一の声優業だったと思います。ご冥福お祈りしています)。


 

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かっとびの佐馬


(絵・キリコ様)

   新選組ファンなら誰をモデルにしているか、はおわかりだと思います(名前も似ているし、子供を残して死んでいくし)。いろんな映画では、すごく豪傑だったり、体育会系だったりしますが、この作品では、飄々としたシティボーイ風(ヒーロー雑学ものしり大百科表記より)でした。

   見せ場はやはり「脱走したジューロ・南をビリーの代わりに粛正する」場面。そしてその妹、キャシー・ルウと恋仲になる(あのゴーショタワーは京都タワーね、きっと)。この部分は山南敬助切腹の史実とは変えてありますが、沖田の代わりに原田左之介が迎えにいく、なんてちょっと考えつかなかったお話です。さすが!(笑)

   そして、その最期は・・・悲しすぎて、本当に泣いてしまいました。幸せの絶頂期だったんですもの。実際の原田左之助は上野で戦死、ということになっているようですが、本当かどうかわからないですもの。こういう最期もいいな、と思います。(森さんCVのキャラは、ボウイもビートもとってもロマンチストだと思いました)


 
 

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不死蝶のライラ


(絵・USHIO様)

   烈風隊において異色ですが、お話の中で彼女だけの秘密が描かれていて、面白いです。ユーリに兄以上の感情を持っていたのでは?と思えるほど情熱的で、見ていてドキドキしました。ま、敵味方に分れているわけではないので、お互いに助け合ったりもしていますが、別れの場面は切なかったです。女性ファンが烈風隊に入っていくには、やはりライラさんの存在は欠かせません。新選組では男しか入れませんもの。(牧瀬里穂だって男の格好だし)

   ケイ・マローンと出くわす場面が、個人的にすごく気になっています。きっとお互い引かれ合うものがあったはずだ!と勝手に思っています(笑)お町やバーディと比べると、すごく大人の女性・・・です。男たちの中で生きていくには、あれくらいでないとやっていけないかもね。

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ドン・コンドール


(絵・北斗レイ様)

   私が想像する近藤勇に近いです。特にシュテッケンに「おじん風吹かす年か!」と言われているところが好き(笑)23歳なのに。

   リーダーとしての器の大きい人。面倒なことはすべてシュテッケンに任せて、デーンとかまえています。だんごなど、甘いものが大好き(^^)いつもいつも、シュテッケンやビリー、そして銀河烈風のことを考えて行動します。


 
 

登場人物が多いぶん、メインキャラの性格がすごく浮彫りになっていたと思います。特に「時々ゲスト」のイーゴ・モッコス、ケイ・マローン、オズマ・ドラーゴ、シンザーク・ハイム、などは、実際に歴史を動かした人物をモデルにしているので、烈風隊との関り方もおもしろく描かれています。個人的には、ケイ・マローンとライラの場面が、ちょっと危ない感じ(?)がして好きです。


【音楽】



 

   最も如実にあらわれているのがギターと三味線のかけあい。これぞ、この作品の音楽のテーマである、と思いました。あと「TOSHI」の重さもよい。そして、「アステロイド・ブルース」は、作品世界と登場人物たちの心を描いた名曲ですね!今でも無意識にくちずさんでいます。山本正之さんの「アニメがなんだ」の最後でもかなり長く歌われていますね。
多分、時期的にも山本氏の心情をものすごく表現している曲だったのではないかと思います。

   しかし、何ゆえアイキャッチでビリーさんが「ショルキー」をプレイしているのか・・・?(笑)

   「アステロイド・ロック・シティ」に言いたいこと書き尽くしてしまったので、ここではこれくらい。



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