放映当時のブライガー
〜Braiger Here and After〜

ブライガーの放映当時(1981年11月〜1982年6月)には、「ダグラム」や「イデオン」があった。この頃のアニメ雑誌には、「イデオン」をはじめ、まだまだ松本零次作品が幅を利かせていたものだ。
それでもやはり「シンクロン」メカと、濃い〜キャラ設定のおかげで、「ブライガー」も結構注目されていたといえるかもしれない。まあ、今となってはあのロボばっかりが注目を浴びていてもあんまり嬉しくないのだが(爆)。


Braiger on Magazines

その昔(笑)「コズモレンジャー」は Cosmoranger ではなく CozmoRanger になっていた。そして「ブライガー」は Braiger ではなく Brygar だった。

アニメージュ1982年6月号では、まず第4回アニメ・グランプリキッドがキャラクター部門第6位!(えらいぞう)。作品部門でも「うる星やつら」「宇宙戦士バルディオス」などに継いで第9位のブライガー。(ちなみに歴代第1位は「機動戦士ガンダム」、グランプリは「さよなら銀河鉄道999」)。キッドなんか、「女の子のベスト・キャラ」では3位にくるくらいだから、やっぱりヒーローなのよねん。そして待望の「バクシンガー」キャラ公開!小松原さんのラフ・スケッチがそのまま載っている!!(感涙)。ブライガーキャラとの比較などで、「ちょっと大人になったJ9キャラ」という小松原さん。なんと、ドン・コンドールは小松原さん自身がモデル・・・!なるほど、よく似てる(笑)。総監督の四辻さんからのコメントは、「ハードロックをアニメにしたらJ9II」(爆)。やはり、キャラは少し渋めにそれでいてホットに、ということだったようだ。まさに新撰組!だあ〜。読者のイラストコーナー(フリースペース)がブライガー。皆絵がうまい!やはりキッド、アイザックなどが多いが、メンバー全員を描いたものが圧倒的。やっぱり、このアニメの性格を反映している?!で、ケッサクなのが「レター・ルーム」「銀河旋風ブライガー、ここが好き・ここが嫌い」。やはりキャラやストーリー、仕事人風といったころが好き!という人は多いが、「ロボはいらないんじゃあ〜」という「嫌い」意見も圧倒的に頷けて、大爆笑。「戦闘シーンがものたりない」、「メンバーの活躍がもっと見たい」など、もっともなことばかり。でも「動きがギコチない」って・・・あんた、原画は二人で描いてるんだよ(笑)。ムリ言っちゃあ、いけないね。そしてそして極めつけはサークルガイドででっかく紹介されている、国際映画社公認のブライガーFC。う、うらやましい〜!会誌を中心に、お茶会、上映会まであったとか。この当時会員は約100名。ああー私も入りたい〜(遅すぎ)。

マイアニメ 1981年11月号では脚本家、山本優さんに9つの質問!コズモレンジャーは誰がどういう目的で設立したのか、キッド、お町、ボウイーの経歴信条、ポンチョのこと、J9のチームワーク、ロボの活用、シナリオを書くときの留意点、科学考証、物語の構想という9つのポイントについて答えて下さっている。ブライガーワールドの解説もあり。アニメからのカットなどは少ないが、山本さんがブライガーに対して持っていたアイディアなどが窺える。

マイアニメ 1982年5月号では、もうむちゃくちゃ嬉しいブライガーBIG特集。いきなり最初のページから小松原さんのデザイン画!ふにゃ〜(感動しすぎ)。そして金田伊功さんによるカッコイイオープニングの全コマを公開。メカニカル・デザインの樋口雄一さんによるブライガー・メカニカル。「三段変形!こんなに変っていいのか?!」ホンマや。メンバーの分析も、小松原さんのイラストを交えて(このアイザックがまたかっこいいんだわ〜)、視聴者としてのツッコミっぽいコメントが爆笑まちがいなし。四辻さんはじめ、スタッフのキャラに寄せる思いや今後の予定など、情報もかなり正確でいい。このあとはフルカラーで「誓いのWネック」をリクエストリバイバル(誰のリクエストだよ〜)。敵役のトニー・ボロンテが初期設定のままローズと呼ばれているあたり、「ちゃんとTV見ろよ〜」だし、私はこの回の原画があまり好きではないので、ちょっとパス。それでもシナリオ公開なんかしてくれるところは嬉しい。「探求!ブライガーワールド」では、やぎさわ梨穂さんのかわいいイラストでJ9の活躍する太陽系を図解。コネクションの勢力範囲など、登場した話まで含めてくれていてかなり便利。その後は各キャラ担当の声優さんたちによるコメント塩沢さんは、キッドでギャグとシリアスの区別をつけた演技がてきるようになったとか。曾我部さんは、自分とまったく対照的なアイザック(笑)で、仲間と一緒に騒げない〜とこぼしておられるが、一人キメてるところも実は気に入っていたとか。ここで山本優さんが好きなストーリーは「燃える大雪原」だとおっしゃっていて、感動!そうか〜アイザックの話が好きなのか〜と、この話は幼い私にも印象深かっただけに、感動してしまう。四辻さんは「声優さんがノリまくってくれていて、カーメンが登場したときなんか皆がダブルキャストでやりたがって大変だった」とか(笑)。声優さんたちも皆々キャラに惚れ込んでいたんですねえー。喜ばしいことです。メイ役の雨宮さんは、これが初仕事だったらしくて、意外!はじめはお町のオーディションを受けられたそうですが、儚げでけっこうしっかり者なメイちゃんの方がぴったりだと思う私であったあ。この後にブライガー・メカニックがあって、あのロボの詳しいデザインなどが公開されている。でも私のお気に入りは、シンクロンシーンを手がけた高橋朝雄さんによるJ9メンバーのオリジナル武器イメージ。アイザックのレーザーフェンサーがかっこいい(こっちの方がいいよ〜)。小松原さんのアイザックはいつもエペーみたいなの持ってるけど、アニメでは電磁鞭なのよね。ま、あのアイザックの物臭な性格からして、フェンサー持ってても使う機会がなさそうだけど(笑)。
四辻さんは「馬鹿な男のブライガー」と称して、長エッセイ。ほっとんど音楽の話(爆)だが、四辻さんがどんな思いでブライガーをつくってこられたのか、その情熱がよ〜く窺える。そしてファン必見のマル秘裏話。アイザックのマントのエリは実は黒だった・・・(小松原さんのデザインを見よう!)とか、「そうなのかー!」と大ウケしてしまうこと間違いなし。山本優さんは、次のJ9IIについて語っておられる。当初、「バクシンガー」ではなく「グレンガー」という題だったようだ。これについて山本さんは「新撰組」といい、四辻さんは「荒野の七人」といい・・・まったく、もう趣味バレバレですよ、お二人とも!山本さんのJ9での反省は、「自分の子供がJ9を見て机に足をあげるようになったこと」(大爆笑)。だから、J9IIはそういう反省を活かそうとしたそうだ。でもJ9IIはやはり「青春の姿」。そうですよね!新撰組ですものね!このあとにまだブライガー・アイテムと称する、オモチャというかフィギュアの紹介。やっぱりこんなもん売ってたのか(!)とかなり笑える。アストロ・アイガーまであるところがすごい。そして音楽山本正之さんはともかく、ヴォーカルのたいらいさおさんのコメントなどもある。最後には「J9フェスティバル」(なんなんだそれは!知りたい!!)の開催予定と32話までのタイトル、スタッフのリストがある。ブライガー関係の記事では、これが一番よかった。

アウト 1981年11月号では、新作アニメとしての作品情報が。主に、メイン・キャラの紹介。グラターノがグラターになっとる!
アウト 1981年12月号では、もっと詳しいキャラ紹介のコーナーが。でもあのボウイーの顔ってないよなあ。ロボに関するページが多い!!そんなに珍しいものだったのか・・・・・・。

ジ・アニメ 1982年6月号では、ブライガー最終話の全絵コンテの公開と、別コーナーでブライガー音楽担当の山本正之さんのインタビューが。山本さんも、「印象に残るアニメはブライガー」とおっしゃっていた!うれしいじゃないか〜。なんでも、ブライガーをやったことで、「タイムボカン」以来の「ワン・パターン」イメージが取払われたとのこと。うーん、そうだったのかあ〜!


Braiger Books

銀河旋風ブライガー/山本優(1984年・朝日ソノラマ文庫)
山本優さんによる、太陽系以降のJ9のストーリー。彼らは、ラスプーチンに誘われてバーナード星域に向ってからどうなったのか?ファンも興味シンシンだったところを、思う存分に描いてくれている。J9ストーリーの続編としても相変らずのおもしろさだし、SFアクションものとしても十分楽しめた。(某ロボアニメの原作とはえらい違いだ)。主人公は相変らずキッドだが、彼の視点からアイトザック、お町、ボウイー、パンチョ、シン、メイらがうまく書き分けられていて、「一人称を使ってこれだけできるなんて羨ましい限りだなあ」だった。ボウイーなんかも、口調がアニメでしゃべっているときと全くおんなじ(あたりまえか)で、その姿が目に浮ぶよう。やはりキャラ設定はひれくらいしっかりとしていないとダメだ。バーナード星の恐ろしさにしても、ホンマに怖かったし、やはり強敵が神懸りというか、精神的にオカシなやつというところ、不気味でしょうがない。これでJ9の請合い稼業もしばらくはお休みかな?というラストも、なかなか微笑ましいものだった。そうだよね。あんなこんなだったのだから、立直りの異様に早いオッサンは放っておいて、ちょっとブレイクしとくのもいいかも。^^
山本さんは、J9とJ9IIの間のことも書きたい、と「ロマン・アルバム」(下記参照)の中でおっしゃっていたから、もしかしたら1984年に出たこの作品がそうなのかもしれない。

アニメ文庫「銀河旋風ブライガー」(1982年・朝日ソノラマ文庫)
アニメ文庫といっても、全話のストーリー概要や、シナリオ、スタッフのコメントなど、ほとんどが字(笑)かつとても役に立つ「ブライガー入門本」とも言うべき本。小道具、メカコレクション、美術設定集、放映リストなど、珍しいものもアリ。

「ロマン・アルバム・銀河旋風ブライガー」(1984年・徳間書店)
雑誌サイズで、カラーカットや小松原さんの描いた絵も満載のブライガー・ファン感涙のムック。徳間書店が「ガンダム」などを特集したムックを「ロマン・アルバム」と題して出していたのだが、ブライガーもその名誉にありついていたとは。カラーページでは各エピソードから名場面をピックアップ。キャラクターたちの初期設定や、小松原さんのデザイン過程などが見れる。(キッドはもっと子供っぽくて、アイザックはシュテッケンのような感じだったんですねえ)。その他、コネクションの解説や各エピソードの詳しい概要(最後のナレーションの台詞まで書き出してあるぞ!)、山本優さんによる科学考証やカーメンについてなど、いままでアニメ雑誌で扱われてきた記事をあらためてひとまとめにしたようなもの。メモリアルだあ。


Braiger Records
 

ブライガーのサントラは、上にある「音楽集」と「ハード・セレナーデ」というLP二枚に、テーマソング、挿入歌のSPをふくめるとかなり数があるようだ。ジャケットはBGM集は樋口さん、そして他ほとんどが小松原さんによる書下ろしという超お宝ものである。もうこの二枚のLPを見つけたときは、オーマイガーーーーーッが久々に口を突いて出た。しかもBGM集は樋口さんの特大ポスター付き!(こんなの600円で売ってるなんて、なにか間違ってるぞ、まんだらけ!)内容は、もちろん山本正之さんによる素晴らしくかっこいいミュ〜ジック。ぁああぁ。なんでなんでCDが絶版なんだよう!!!!こんなに素晴らしいサントラはまたとないのに〜!


全体的に見て、放映当時のブライガーは今日私が感じるところとあまり変らない感想をもって迎えられていたようだ。かっこいいオープニングには誰もが注目したし、あのテーマソングも皆かなりハマったようだし(笑)、キャラたちの魅力とロボの物足りなさの反比例は誰もが気づいていたようだし。それだけに、「おっ、これは?」というものがないのもちょっと寂しかったけど・・・・・・。でも私は山本さんが言っていたように、このJ9メンバーは皆無頼なやつらで、アイザックだって自然とリーダーに納まっているからそうしているだけだ、というところがいいと思う。「やめたいのならやめればいい」というのは誰もがわかっているけど、皆そうしない(笑)。それだけお互い息が合うのだろうし、そうでないときはそうでないときで、ちょっと危いところもあったり(こういうのは小説の方がよく描かれているけど)、ていうところもまたキャラたちの魅力になってしまう。まさしくブライガーのキャラたちは両刃。バクシンガーは対照的に、一致団結した組織という前提があるけれど、ブライガーにはそれがなかった。ま、そんなところが初代J9の魅力なんだね。


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