ブライガー全話大解説!!

第1話−第20話


INTRODUCTION

22世紀、人類の発展は宇宙にもおよび、アステロイド・ベルトは歓楽地となっていた。地球では、表面上の戦争はおきないかわりに、政府の背後で権力を貪る「コネクション」に牛耳られている。そして人類の宇宙進出のために設置されたはずの宇宙開発局も、コネクションとの癒着が著しく、金星、火星、木星、土星といった惑星の開発局は、ほとんどコネクションがらみの運営をしていた。コネクションは開発局に投じられる莫大な資金を操り、アステロイドに悪事は絶たない。そこに、アイザック・ゴドノフという謎の男が、「コズモレンジャー」という始末屋稼業を開き、宇宙で名を馳せる名手たちをスカウトする・・・・・・。


第1話「情無用のJ9」
脚本:山本優

木戸丈太郎は地球正規軍特別銃撃チームを脱退して、指名手配になりながら地球脱出をもくろむ。スティーブン・ボウイーは、まだ知らぬ新マシンを連れて、アステロイドJ区へ向かう。約束の場所でシンという坊やに迎えられ、アステロイド・ベルトの一基地にたどり着いたボウイーは、そこでアイザックに迎えられる。宇宙一のドライバーであるボウイーに「チームメイトになりたまえ!」と突然強引なアイザック。なにしろ新しいマシンは、ボウイーでないと乗りこなせないというのだ。その「乗り物」にご対面、ときたころに中から身を潜めていた丈太郎、ブラスター・キッドが登場。彼もアイザックが招いた銃撃の名手だった。そこへ早速仕事の依頼!木星開発局は、葉緑素物質による大気改造で、この星を将来人類が住める地にしようとしている。しかし、この計画が成功すると仕事がなくなる可能性の高い開発局の汚職役人たちは、その葉緑素物質を盗む。それを取り返してほしいというのである。そこへ仕事仲介人であるポンチョが現れるが、なんと可愛いオマケつき。エンジェル・お町ことマチコ・ヴァレンシアは、フリーで動く爆弾物のプロ。その彼女が木星のガリレオ・コネクションに関する仕事をしているときに、ボンチョの三重取り引きに目をつけ、J9基地まで案内させたというのだ。まだメンバーになるとは言ってない!とかいいつつ出動するJ9。なんてノリがいいヤツらなんだああー!

メカあれこれ「新メカ」というのはアイザックが特注していた「シンクロン」(重量増大)機能付きの車。地上車のときは「ブライサンダー」、宇宙船のときは「ブライスター」、そしてロボが「ブライガー」。このマシンは、アストロ・アイガーという空母(?)のようなものを出てから24時間以内なら、シンクロンによってブライガーにまでなれる(要は、時間制限つき)。ブライガーのブラスター・ピットに入るのはキッド。主な武器はブライソードという剣。ブライサンダー内ではミーティングができる他、コーヒーブレイクもできるらしい。搭乗できる人数は4人・・・と思いきや、臨機応変に何人でもOKらしい。

見どころ:全部。最初っから漫才コンビしているキッドとボウイーが特にナイス。

この一言:「善人を泣かすような奴等には・・・情無用!」(アイザック) そうだよな!


第2話「爆走アステロイド」
脚本:山本優

アステロイドの暴走族同士のケンカに巻き込まれ、アステロイド・ポリスの一員が死んだ。その妹に、事故の原因をつくった暴走族、エロス連合への復讐を依頼されるJ9。火星ヴァイキング・コネクションの息がかかっているエロス連合壊滅に、繁華街・ビカビカへ出向くJ9だったが、キッドはそこでソアラに出会う。彼女は、昔キッドに決闘を仕掛けて殺されたリッキーという男の妹だった。エロス連合の姉御分におさまってしまっているソアラはまだキッドを許してはいないという。彼女の復讐への思いをどうにもできないキッド。一方、思わぬところでめったくたにされたエロス連合のリーダーは、ヴァイキング・コネクションの力を借りて、J9に決闘を申し込む(もちろんあっけなくやられる)。兄を亡くした少女と対面して、思いっきり平手打ちの連打をくらうソアラは、何を思っただろうか・・・・・・。このときからJ9はポヨンという木星生まれのベム(宇宙生物)を飼うことになる。

メカあれこれ:警備網パトロールカーのメタリック反応を知らせる警報機つき。そう、ブライサンダーがシンクロン機能付きというのは企業秘密なんですな。もしかしてマカローネは、J9の存在を知りながらもブライサンダーの秘密は知らずに死んだのか・・・?!

見どころ:まるでロックバンド・キッスのファンもどきなメイクのエロス連合もすごいが、彼らの乗り物をブッこわして、「お宅ら、帰るときはタクシーを呼ぶんだな・・・」なんて良識的な発言をするキッドはもっとすごい。帰すつもりなんて、ないくせにぃ!

この一言:「本官は早く退職して年金で暮したいわ」(マカローネ) 断じて某小説の某主人公のせりふではないのでご注意を。


第3話「地獄のビーナス」
脚本:山本優

金星の開発局の悪役人が、金星ビーナス・コネクションと癒着している証拠をつかんだ局員は、その情報を公開して糾弾しようとするが、追手の追跡を逃れるうちに開発コロニーへ証拠フィルムを置き忘れてきてしまう。これを取り返してほしい、との依頼に応じるJ9だったが、途中、金星の警備網までコネクションがらみと判明する。J9はキッドとお町のカッコイイ連携プレーで証拠フィルムを奪回するが、依頼人はその潜伏場所を嗅ぎつかれ、殺されてしまっていた。彼の願いに報いるために、地球で海賊放送を営んでいるアイザックの友人、ラスプーチン(なんつー名前だ!それにアイザックに抱きつくなっての!)に証拠フィルムの放送が依頼される。だが、結局フィルムは放送されたものの、妨害電波によって証拠としては役立たずだった。おまけにこの放送料金として報酬の大部分をあててしまったアイザックは、仲間にほとんどタダ働きをさせたのであーる。キッドいわく、「真実と正義にはお金がかかるのさ」。

見どころ:ポヨンに追い帰されるマカローネたち。エコーのきいたマイクで仕事依頼を告げるメイ。なんしか、こーんなつまらんことでチームワーク抜群だとわかるJ9はすごすぎる。

この一言:「正義がいつも勝つとは限らないのよン」(お町) うーん、世の中わかってますなぁお町さん!


第4話「無法のウエストJ区」
脚本:富田祐弘

連発する観光旅客機の爆発事故。この謎の怪事の責任者であるリース社は、爆発事故がじつは何者にかによる攻撃でおこっていることをつきとめていた。素粒子ビーム砲による射撃だというのだ。リース社の社長令嬢は、その詳しい捜査をJ9に依頼する。はじめは企業同士の競争に巻き込まれたくない、と渋るメンバーたちだったが、美人の依頼を受けたがったボウイーに乗せられる。依頼を引き受けたとたん、J9には脅迫の通信が入るが、これで狙う標的がバレバレだからJ9メンバーじゃなくっても笑ってしまう。はたして、リース社の破産を狙うライバル社のグダマン社のエネルギー開発研究所に、旅客機を爆破した武器があることを突き止めたJ9は、基地に進入して内部から破壊する。グダマンの社長は、追いつめられて「脅かされてやった」と吐くが、その時ガリレオ・コネクションの戦闘機によって射殺されてしまった。悪退治しながらも、その功はアステロイド・ポリスのマカローネ署長に取られてしまうJ9。しかも今回も、またタダ働き・・・・・・!(礼金は、観光船の事故で亡くなった人々の遺族に寄付されてしまったのである。チイチイパッパ、ラリパッパ!)

見どころ:「子守り歌つき爆弾」なんて持ってるキッド。しかもその歌は「赤とんぼ」日本男子だねえ!

この一言:「弱いものいじめする子は、許しませんよ!」(キッド)


第5話「墓場からの依頼人」
脚本:馬嶋満

慈善家として有名なセニョール・オルトラから依頼が来るが、彼が送った依頼人が途中で何者かに襲われてしまった。SOSコール発信地で妙な宇宙船にでくわしたJ9は、後を追うがマカローネのせいで見失ってしまう。襲われた男を調べさせたアイザックは、ノース地区にいるというオルトラ本人に会いにJ9を出動させる。オルトラは、使いの男がルシオという迷彩色の宇宙船をあやつる男にやられたに違いないと泣きつく。ルシオはオルトラの息子アントニオを殺し、オルトラの牧場を乗っ取ろうとしているというのだ。アントニオと恋人同士だったというニーナのためにも復讐を、と頼まれて仕事を受けるJ9だが、アイザックとお町は何かきな臭いものを感じていた。そしてルシオの居所をつかんだJ9は、そこへ駆け付けたニーナから真実を知る。今のオルトラは、盗人で昔オルトラから追放されたバッチーノ(ぎゃははははは!)という男だった。バッチーノはコネクションから武器を借りてオルトラとアントニオを殺し、オルトラになりすましていたのだ。オルトラは殺される前にJ9に仕事の依頼をしていたのだが、それをバッチーノに悪用されたというわけ。まさに墓場からの依頼。真の依頼を果すJ9なのであった。

見どころ:J9にきてから居候で寝てばっかりのポンチョを「叩きおこせ!」とものすごい剣幕でメイに伝えるアイザック。おっかなすぎる・・・。

この一言:「我慢なんか、できないくせにぃ」(お町) さすが、よくわかってるうー!


第6話「復讐の紅いバラ」
脚本:山本優

火星ヴァイキング・コネクションの拡大計画の情報を、コネクション基地に忍び込んで得た情報局の男たちが次々とハントダウンされ、殺されていった。唯ひとりの生き残りであるエリンに近づいたポンチョは、24時間以内に「紅バラのジョニー」と呼ばれる男(くっさー!)を連れてきてほしいという依頼を受ける。その男が証拠フィルムを受け取って、地球へ送るのだという。「紅バラのジョニー」という名に、過去を思い出すキッド。彼は正規軍「紅バラ特殊射撃隊」のリーダーだったが、副隊長としてともにいたのがジョニーだったのだ。キッドは、ある事件で火星コネクションの圧力に屈した地球連合政府に見切りをつけ、部隊を脱退したのだった。しかし、軍の機密を知った者の脱退は許されない。ジョニーはキッドを追って抹殺するという任務も負っていた。依頼人に指名された場所へ赴き、ジョニーと再会するキッド。地球へ帰るつもりがないキッドは、「この仕事を終えたらもう一度来い!」とジョニーの挑戦を受けてたつが、ヴァイキング・コネクションに追いつかれたジョニーたちはアステロイドごと吹き飛ばされてしまった。

見どころ:相撃つと見せかけて、お互いの背後にいる敵を撃ち殺すキッドとジョニー。かぁっこいいー!

この一言:「キッド、約束は守れそうにないぜ!」(ジョニー) ああ涙、涙。


第7話「金星監獄大突破」
脚本:山本優

600万ボールの新型スペースヨットに惚れ込んだボウイーは、給料の前借りを頼もうとアイザックを探すが、アイザックはあいにく不在。そこへポンチョからの連絡が入り、金星の監獄にいる太陽系独立運動の革命家、チェ・ビボラを救出してほしいという依頼を単独で受ける。しかし、これはポンチョのダブル・ディーリングを元にした、金星警備網の仕掛けたワナだった。ボウイーが受けた仕事を不審に思い、ポンチョを締め上げてワナを知った他のメンバーたちは、ボウイーを追って金星へ向かう。ボウイーはビボラの救出には成功したが、脱出間際になって警備網の軍隊に包囲され、ピンチ。そこへうまい具合に駆けつけたアイザックたちは、合流してブライガー始動。変身したブライガーを見て四散する警備網の連中も笑わせてくれるが、それでも単独突入してあっけなくやられるリーダーもおかしい。結局、ブライスターで飛び出して、他のメンバーたちに宇宙船をハイヤーさせたボウイーは報酬どころか200万ボールの借金を負うことになってしまったのであった。

見どころ:ボウイーの行き先を吐かせるためにポンチョを平手打ちでビシバシ叩くアイザック。おっかないの極み。でも、「平手打ち」というところが、なぜかアイザックらしい・・・・・・。

この一言思いっきり殴って、ポンチョが受け取った金まで取り上げた上に、「私を欺いたとて、無駄なことだ」のアイザック。でしょうね!!!ホンマ、あんなには頭が下がるよ。


第8話「月に涙の後始末」
脚本:松崎健一

月の鉱山開発権を争う2社。その1社、ルナティック(ぷぷぷ)開発の社長夫婦が、入札の直後事故にみせかけて殺された。彼の母親は、J9に復讐を依頼するが、その直後彼女まで殺されてしまう。ライバル社のアルデバラン開発が狙うのは、この一家の抹殺。次に狙われるのは、残された子供たちだ!護衛に走るJ9。間一髪というところで、子供たちを助ける。依頼人は死んでも、契約は続いている!というアイザックの言葉に、J9はアルデバラン開発を葬る作戦に出るのであった。

見どころ:ちょっと敵ロボに圧倒されながらも、結局はキッドとお町がアルデバラン開発に投げ込んでおいた爆弾の爆発によって救われるブライガー。そう、何事もハードウェアではない、それを使う人間が肝心なのです。

この一言:「アレェ、もう終わり?迫力ねェの!」(ボウイー) このアニメの戦闘シーンのことかな?!


第9話「激走・土星ラリー」
脚本:富田祐弘

土星のリングで行われる土星・カッシーニ・ラリーに出場するボウイー。このレースにはボウイー縁のリース社の車も出ていたが、彼はそのライバル社、コンドルのドライバーとして参加していた。ボウイーはその昔、リース社のドライバーとして社長令嬢オリビアのために頑張っていたのだ。が、レース中J9はそのオリビアからの依頼を受ける。リース社の車は50台以上出場しているのに、そのうち32台がコンドル社によって壊されていたというのだ。コンドル社は土星の有力シンジケート、ジャッカルと関わりがあるらしい。ボウイーが利用されていると知ったJ9は、彼には黙って仕事に出かける(なんていい奴等なんだ!)。お町にかわって、シンをナビゲーターとして決勝に出たボウイー。ボウイーの車に爆弾が設置されていることを知ったキッドは、わざわざレース中のボウイーに知らせてやる。そしてその爆弾をシンが取りに行くというからすごい(子どもにそんなことさせてていいのかあ!)。しかし、狙われているのはボウイーだけではなかった。トップを走るジム・ハロルドも、他のコンドルチームに狙われていたのだ。やはり助けに入ってしまうボウイー。かくしてハロルドが1位、ポウイーは2位に終わった。

メカあれこれ:ボウイーなしでシンクロンマキシムなんかやってどうすんのかと思ったら、アイザックが操縦していた。はっきり言って、下手くそ!!それをカバーするためか、「ブライショットスペシャル」なんてものが出る。これは、普段個人で使っているスクーターが銃に変形するというもの。以後、出てこないワザなので、とくと見るべし。

見どころ:ボウイーの回想。お嬢さんのために頑張る!なんて、純情だなあ。

この一言:「それに君みたいな美人がそばにいたんじゃ、気が散ってしょーがねーやな」(ボウイー) レースが終わった後、オリビアに向かってのこの言葉、グッときますぜ。ボウイーってやっぱり、イイやつ!


第10話「露に消えた愛」
脚本:馬嶋満

アドルフという男に息子を誘拐され、殺されたというダングラールから、アドルフへの復讐を依頼されるJ9。が、お町はアドルフと顔見知りなのか、仕事を降りる。アドルフはお町の父の木星開発局で有望株だった男で、お町とは恋人同士だった。実習班で起きた事故の責任を問われて姿を隠したアドルフは、ガリレオ・コネクションの手先となって磁力制御アンテナを開発していた。アイザックと話をつけ、秘密作戦に出るお町はアドルフとよりを戻すフリをして基地に侵入、破壊工作を試みるのだが、アドルフに見つかってしまう。お町を殺せないアドルフは、交渉を持ち出すが、途中コネクションの者に射殺されてしまった。

メカあれこれ:ちょっと埒があかないからといってブライソード・ビームクルクル回るブライガー。アホらしー!もうええわ、やめさしてもらうわぁ!である。

見どころ:「仕事の段取りを決めておきたいだけだ」なーんーてー言いながら、お町の話を聞いてやるアイザック。さすが、オヤジ。でもなんか暖かいよね、この人のこーゆーところは。

この一言:「せっかくお町とまた幸せになれると思ったのに、こんな悪いことをしたものだから・・・・」(アドルフ) そう、悪いことはしちゃあダメなんだよ!


第11話「燃える大雪原」
脚本:山本優

中央情報局長官セルゲイ・ワインベルグの周りで、怪事件が連発した。宇宙警察長官ハンク・ウォーターは、これが地球四大コネクションの抗争の結果だとし、その大元締であるワインベルグを消すようJ9に依頼する。4大コネクションの代表者と会うワインベルグを、代表者ともども殺すという仕事を意味深に引受けるアイザック。アイザックが10歳のとき、地球連合政府北ヨーロッパ第一事務次官だった父イワン・ゴドノフがいわれのない罪を着せられ、投獄された。1年後、イワンは獄内で自殺した。アイザックは、イワンの友人でありながらその連行を実行したのがワインベルグだったということを忘れてはいないのである。ハンクは助手として秘書アナスタシアをJ9に貸すが、彼女はワインベルグのスパイであり、養女だった。ワインベルグが死ねば、地球は混乱しその隙に乗じてハンクは戦争を挑んでくるであろう。近日連発した事故は、その隙をつくろうとしたハンクの仕業であると彼女は言残して逃げる。ワインベルグと対面して、父の仇か、地球と太陽系の戦争かという選択を迫られるアイザック。そこへ火星・金星のコネクションが乱入し、流れ弾が当ったアナスタシアはセルゲイの腕の中で息をひきとる。嘆くワインベルグを見て、復讐をキレーイに諦めるアイザック(なんてアッサリしてるんだあー!)。かくして悪の根源ハンクは始末され、ロボたちは地球を走りまくるのだった(おまえらの方が危険だあ!)。

見どころ:アイザックのくらぁぁぁぁーい過去。

この一言:「彼もまた、失った者の命の重さを背負って生きていく・・・・・・」(アイザック) きさまが言うと、それらしく聞えるわ!(さあこれは誰の言葉かなっ)。


第12話「バルカンの双生児」
脚本:松崎健一

その昔、架空の天体であるといわれていたバルカン(水星の内側を軌道する太陽に最も近い惑星)は実在していた!シンとメイはそのバルカンでの記憶から、時が止ったままの「バルカンの双生児」(生まれたのは地球のようだが)。水星で行方不明になっている観測基地の隊員2人を捜してくれという依頼に、メンバー全員で渋るJ9だが、シンとメイがやたらと頼み込んでくる。シンなどは、貯金全部を払う(それにトイレ掃除も毎日する)といって依頼を肩代わりしてくるのだ。彼らがそこまでこだわる理由がわからないキッドたちに、姉弟の過去を話してやるアイザック。5年前、バルカンへ旅行した際に水星の地下にある秘密の兵器工場に知らず知らずのまま降りたってしまっシン・メイの一家。秘密を知られたからには生きて返さん、とばかりに両親を殺されてしまう。危いところを命からがら逃げ出したシンとメイは、アステロイドベルトを漂流しているところを、アイザックに助けられたのだった。その時から、2人の時は止ったままだと言うアイザック。そしてこーんな話を聞いたら仕事を引受けないわけにゃあいかないJ9。まず行方不明になった隊員たちが生きてはいないことを確め、兵器工場をブッ壊す。そして最後の復讐はシンとメイにやらせてやるアイザック・・・・・・は、やっぱり父親失格だな!(まったく、教育に悪いったらありゃーしない!!!)

見どころシャワー中のお町を覗いていて、電気ショックをくらうボウイーとキッド。「シビレたのー」がどっちにも受取れて(笑)ナイス!

この一言:戦艦のブリッジに突き出てきたブライガーを見て「おのれ、こんなバカなことが・・・・」(敵さん)。ホンマや!


第13話「黄金大作戦」
脚本:富田祐弘

地球サンブルック・シティーはボウイーの故郷。ここにあるグリーンバンクは慈善事業でも有名だったが、実はヴァイキング・コネクションと癒着していた。チャリティーで集められたお金が、コネクションの軍資金として使われていたのである。その金を盗み出す仕事のJ9だったが、思わぬ邪魔が入ってしまう。子供が2人、警備用のセンサーにひっかかってしまったのだ。その2人を助け、お説教するボウイー。彼らは、ボウイーにも縁のセント・ヘレン修道院の子供たちだったからだ。ボウイーは、子供の頃にバイク泥棒の冤罪を着せられかかったところを、セント・ヘレン修道院のシスター・メリーに助けてもらったことがある。シスターは孤児たちを引き取って育てており、無実を主張して信じて貰えなかったボウイーを信頼してくれたのだった。盗みに入った子供たちは、一生懸命集めたお金がネコババされているのを怒って、そのお金を取り返しに行ったのだという。しかも寒い中、チャリティーに勤しんだシスターは病気になってしまったというではないか。ボウイーは、絶対に悪い奴らを退治してやると約束してJ9に戻る。銀行破りには失敗したJ9だったが、グリーンバンクとヴァイキング・コネクションの幹部が金の取引をしている現場を抑え、襲撃する。ボウイーは、グリーンバンクが元に戻り、新しい教会も無事建つだろうと子供たちに伝えてやる。そしてクリスマス・プレゼントとシスターへの伝言を残して、走り去るのであった。

見どころ:ボウイー全部。特に、走り去っていくボウイーをみとめたシスターが、「ボウイー、ボウイー」と呼ぶ声を振り切って雪の中を走っていくボウイー。私は泣いたよ。

この一言:「おまえらみたいにムカつく奴等を、叩きのめしにきたんだ!」(キッド) 私も、やってみたい。


第14話「木星ベムの襲来!」
脚本:馬嶋満

核燃料を積んだ船がハイジャックされ、核燃料が盗まれた。その犯人をつきとめ、追ったマカローネだったが人質にされてしまう。そしてマカローネを救う仕事がJ9に回ってきた。日ごろからマカローネから追いまわされているキッドとボウイーは待ってましたとばかりに仕事に乗る。犯人がマカローネを人質に立て篭っている船に近づいたJ9だが、何やら様子がおかしい。なんと、巨大ベム(てゆーか、タコだなこりゃ)に襲われたらしく、船内はもぬけのからだった。人間でない相手にジタバタするJ9は、ベムのことはベムに任せる!と、偶然ついてきた(なんて都合のいいー!)ポヨンを呼んでベムと会話させる。見事にベムの注意をそらしてくれるポヨン。近くにガリレオ・コネクションの基地を見つけたJ9は、ボウイー、キッド、お町で侵入する。マカローネは見つかったが、敵に囲まれてしまったキッドたちは、ベムの襲来で助かる。マカローネもポヨンのおかげで殺されかかったころを救われた。キッドたちはブライスターのことがバレないようにマカローネを棺桶に入れたまま助けることにする。マカローネは銀行の通帳をポヨンにパクられてしまうのであった。

メカあれこれ:ソニックビームって何だ?しかもブライ・ブーメラン?なんだなんだなんだ???!!

見どころ:ポヨン。

この一言:行方をくらまして信号機なんかで遊んでいたポヨンに、「いたずらがすぎると、物置に閉じ込めるぞ」という、たとえ冗談でもこわいアイザックの言葉もなかなか(シンとメイの教育に、そんなことしてるのか?)だが、ここはやっぱり「ポヨーン、ポヨーン、ポヨーン!」(ポヨン)。 あぁかわいい。私もほしい。


第15話「シンクロン凶惑星」
脚本:松崎健一

マカローネをまいているときに妙な光に巻きこまれてダメージを負ってしまうブライサンダー。アイザックはブライガー生みの親に直してもらおうと言って地球はエドモンのおやっさんの基地へ向う。ブライガー以外のシンクロン作動波をキャッチしたメイが、アイザックたちに連絡し、妙な光が土星サターン・コネクションが作り出した「シンクロン惑星」によるものだと知るJ9とエドモン。土星はコネクション同士の抗争が絶えない。サターン・コネクションの新兵器も、土星での権力をものにせんがためなのだ。その昔、助手だったブラウンにシンクロン技術を盗まれた覚えのあるエドモンは、自分の技術が悪用されたことに怒り、「えーかげんな」シンクロン装置を破壊すべくJ9に仕事を依頼した。

メカあれこれ:「シンクロン惑星」とは、見た目は普通の小惑星なのだが、敵地に向ってはシンクロンで巨大化し、相手をめったくたにできるという、もしかしたらブライガーより便利な武器。が、その作動波は不安定で使用回数も限られているという。その怪物的な武器に対するためにブライキャノン登場!なわけだが、エドモンはこれと引換えにJ9に仕事をしてもらう。これは別注なので、誰かに運んでもらわないといけないが、その破壊力はもう、なんでそれを先に作らなかったんだ?級である。ちなみにエドモンのおやっさんはブライキャリアーという船を持っていて、この中でメカ製作作業を続けながら移動することができる。べんりぃー!(でもエドモンは「ドン亀」と言ってそのノロさを憤っていた・・・・贅沢言うなよ!)

見どころ:やられまくりのブライガーと、笑い続けの敵キャラ二人。おもろすぎる!

この一言:「エドモンのおやっさんにかかれば、かみそりアイザックもかたなしね」(お町) アイザックだけでなく、皆カタナシだろ・・・・・・?!(ポンチョだって諦めてるんだからさ)。


第16話「銀河の死美人」
脚本:山本優

宇宙に漂流する黄金の女たちを、運送屋たちが見つけた。その中に、近日アステロイド・ポリスに失踪届が出されていた少女キャシーの姿があった。しかし、マカローネとキャシーの母親の目の前で、キャシーのプラスチック漬けの死体がサターン・コネクションの男たちに奪い返されてしまう。落ちていた黄金体の破片を分析したアイザックは、超危険物質であるレザルニウム830が含まれていることをつきとめる。これは卵一つ分が水爆の5000倍の威力を持つ新型光子爆弾の材料なのだ。サターン・コネクションはこの物資の運搬のために、誘拐した少女たちの死体を利用しているのだ。お町が自ら囮になってキャシーがどのようにさらわれたのか調べる間、他のメンバーは地球バハマのサターン・コネクション支部へ。ラスプーチンからバハマの情報を得たJ9は、オメガ・コネクションのバルタザールという科学者がレザルニウム830を手土産にサターン・コネクションに寝返ったという。また、ラスプーチンによるとビカビカのディスコで35人の女性が行方不明になったというではないか。お町が危ない!はたして、お町に同伴していたポンチョはボコボコにやられており、お町はバルタザールに捕まってしまっていた。お町救出に向うJ9。ブライスターでそのままツッ込むううー!!

見どころ:女には興味がなくても、女の死体には興味がある、バルタザールの変態ぶり。

この一言:「アンタ、普通に女の子を口説けない、臆病者でしょう!」(お町) きっとそうだよな。


第17話「怒りのクーガ」
脚本:金子修介

子供の頃飼っていた犬、クーガをロボに作り変えたジャクリーヌ。が、クーガは巨大化され、武器としてガリレオ・コネクションに売られようとしていた。体は機械でも、脳は生身のままであるクーガをムリに巨大化したダブラスは、クーガを狂わせてしまった。クーガは研究所を飛出し、行方不明になってしまう。これを見たガリレオ・コネクションはクーガを手渡せないなら死あるのみ!と宣言する。自力では捕獲もできないダブラスはJ9に依頼する。狂ったクーガは、輸送船など罪のない人々を襲っていた。ジャクリーヌは自分ならクーガもわかってくれるだろうと迎えに行くが、クーガにやられてしまい、J9に助けられる。ジャクリーヌの話を聞いてクーガを生捕りに火星方面へ向い、クーガともども火星に突っ込む。故郷がメチャクチャにされてもクーガを連れ戻そうとするジャクリーヌだったが、クーガにはもうジャクリーヌのことさえわからなかった。襲われそうになったジャクリーヌを助けるために、やむなくクーガを破壊するキッドであった。

見どころ:キッドお初のキスシーンこれが「怒り」だった人も多かったらしい。

この一言:「失ったもののことでクヨクヨするより、しっかり前を向いて生きるんだ」(キッド) はーい!


第18話「星影の子守歌」
脚本:山本優

交通情報屋の「おしゃべりニック」が殺された。アステロイドの西と南地区の間で通行税を取っているアステロイド・パトロールの動きを流していたのだが、これが通行税を着服しているビアンコにはおもしろくなかったわけだ。ニックと常時連絡を取合っていたラスプーチンは、ニックからの連絡が途絶えたままであることを怪しく思い、J9に捜査を依頼する。アイザックはポンチョを一足先に派遣するが、時すでに遅し。残されたのはニックの妻と赤ん坊だけだった。ビアンコはヴァイキング・コネクションとも関係があり、ニックはその悪事をことごとく記録していたのだ。ラスプーチンの依頼を果せなかったことや、ニックが命がけでもたらした情報のためにもビアンコ退治に向うJ9。ビアンコはヴァイキング・コネクションに援助を頼むのだった。J9に一つも二つも貸しがあるヴァイキング・コネクションはここぞとばかりに出動する。逃げようとしたビアンコは貨物船野郎たちに囲まれて足止めをくらい、ブライガーに始末されるのであった。

メカあれこれ:変身したときは、ブライソードを持っていたのに、いつのまにかブライスピア(槍)に変っているなんて・・・・・・これもシンクロンの一つなのか?それともマジメに考えちゃダメなのか?!

見どころ:メイと遊ぶアイザック。なんだか、かわいい。しっかり者を披露するメイもかーわーいいー。

この一言:「私は金の貸し借りと、ピーマンは嫌いだ」(アイザック) あれ、ニンニクだったんじゃあ・・・・?でも、子供でも覚えましたよ、これ。アイザックはピーマンがダメかあ・・・・・・なんてね。


第19話「襲撃のメロディー」
脚本:山本優

オメガ、ヴァイキング・コネクションのLLSD45(麻薬)取引を、サターン・コネクションが乗っ取った。そのサターン・コネクションの手下がアステロイドの西を通過する際に襲おうという男、ジャン・ビーゴがその仕事の手伝いをJ9に依頼してきた。ジャン・ビーゴは今は引退しているが、アステロイド経済界影のボスだったという男。彼も商売を始めたころは、コネクションら悪い奴らに荷物を盗まれたり、苦汁をなめたという。難なくサターン・コネクションの運搬船を襲ったJ9とビーゴだったが、そこからビーゴはタイタンにある隠し金庫まで襲撃すると言い出す。行きは良いが帰りはコワイ、でピンチになるJ9だが、どこからともなくブライスターが!(なんでやねんー)。しかし、苦労した後気づいてみれば、戦いの途中で破られた船のどてっぱらから金貨がわんさこら流れ出ているのであった・・・・・・。

メカあれこれ:パワーブーメラン登場。でもこれって、前に出したブライブーメランとどう違うっての?それとも私の耳が悪いだけか?一体どうなってんだあー!

見どころ:やっぱりお金には縁がないJ9。アイザックが、珍しくマント脱いでちゃんと仕事してます。(明日は雪か霰か・・・)。

この一言:「口のききかたに気をつけるんだな、長生きしたかったら」と「悪党に見せるツラはねえ!」(ビーゴ) カッコよすぎるぜ!歳は食っても、こうでなきゃな。やっぱり。


第20話「甦った復讐鬼」
脚本:馬嶋満

J9への復讐のため、サイボーグとして甦った火星警備網のドジ野郎、シュミット・ゲーリン。彼は旅客機を攻撃し、それがJ9へ手土産だと宣言する。「恨むならコズモレンジャーJ9を恨め」!一方J9は、情報は入れど仕事はなし、オマケにオイルタンクに落ちたポヨンが暴れまわってメンバーはカンカン。あまりにもヒマ(?)なので、キッドとボウイーはポンチョを探し出してネジを巻いてやろうとビカビカへと繰り出す。が、その頃ポンチョは金を払ってやるというゲーリンに騙され、脅迫された上にJ9基地のありかを拷問されていた。ポンチョを人質に、J9に決闘を挑むゲーリン。間一髪で助けられたポンチョは2000万ボールの取引でJ9に復讐の仕事を依頼する。

見どころ:やっぱりアイザックにいじめられるポンチョ。

この一言:「敵ながら味なマネをー!」(ゲーリン) ・・・・って、そんなこと言ってる場合か?



 
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